先祖を弔う

ありとあらゆる流れの中において
連綿と続く命のつながり
魂の流れ

そのようなつながりの中で
時には鎖にほころびがおこることもある

それをないがしろにせず
きちんと修繕すれば

強固なつながりが保たれ
その鎖はいつまでも続くもの
となるのです

しかし鎖のほころびを
そのままにしておけば
やがてはほころびが錆び
そして亀裂となり鎖がほどける
そのようなものなのです

先祖に続く鎖の中に
ほころびがあるとすれば

見過ごすのではなく

いち早く手を差しのべ
修復する必要があるのです

今の世において修復する行為
というのは祈り
弔うことなのです

意識を向け祈り光をあてる

繋がりの先に何があるのか
ということを知ることが
大事なのです

先祖を供養奉るということは
自身のほころびを
修復することなのです

 

言伝 2015-08