はじめに
ドラマや映画を観て、
周りは涙を流しているのに、自分だけ平然としている。
つらいはずの出来事が続いても、
「泣きたいのに、涙が出てこない」。
そんな自分を見て、
「私って冷たいのかな」
「どこかおかしいのかもしれない」
と不安になる方もいます。
今日は、
「涙が出ない」ことの背景 と、
心との向き合い方についてお話しします。
1. 涙が出ないのは「感情がない」からではない
涙が出ない人の多くは、
むしろ とても繊細 で、いろんなことを感じ取ってきた人です。
- 子どもの頃から泣くと怒られた
- 泣いても状況が変わらない経験をしてきた
- 周りを支える役割をずっと担ってきた
こうした経験が重なると、
心は自分を守るために、
「感じる力にふたをしてしまう」 ことがあります。
「もう、これ以上つらくならないように」と。
2. 涙は「心のバロメーター」
涙は、弱さの証拠ではなく、
心の中にたまっていたものが
安全な場所で外に出てきたサイン です。
- 悲しくて流れる涙
- うれしくて流れる涙
- 安心してホッとして流れる涙
どの涙も、
「心が動いている」というバロメーター。
だから、涙が出ないからといって、
あなたに感情がないわけではありません。
3. 涙の前に、「安心できる場所」が必要
涙が出るために必要なのは、
「泣いても大丈夫だと思える場所」 です。
- 泣いても責められない
- 話が途中で遮られない
- 「もう十分頑張ったね」と言ってもらえる
そんな環境に身を置くことで、
少しずつ、心は緊張をほどき始めます。
一人でいるときに
好きな音楽を流してみる、
静かな喫茶店でノートを書いてみる、
信頼できる人に付き合ってもらう…。
あなたなりの「ほっとできる場所」「ほっとできる時間」を
少しずつ増やしてみてください。
4. 涙が出ない自分を、責めないでいい
一番お伝えしたいのはここです。
涙が出ないからといって、
あなたが冷たい人なわけではありません。
むしろ、
「泣いてしまったら立ち直れない」と感じるほど、
ずっと踏ん張ってきたのかもしれません。
涙が出ない今の自分に、
こう声をかけてみてほしいのです。
「今は、まだ泣けないだけなんだね」
「ここまでよく頑張ってきたね」
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