第11回 実家の片付けが進まない本当の理由 〜モノではなく「感情」がつかえている〜

はじめに

実家の片付けをしようと決めたのに、

  • 実家に行くと、どこから手をつけていいか分からない
  • ゴミ袋は買ったのに、ただ眺めて終わってしまう
  • 一日片付けても、ほとんど変わらないように見える

そんなふうに、
気持ちばかり疲れてしまう ことはありませんか。

今日は、実家の片付けがなかなか進まない「本当の理由」を、
心の終活の視点からお話しします。


1. 実家の片付け=「親の人生」と向き合うこと

親の持ち物を前にすると、

  • 若い頃の写真
  • 手書きのメモや日記
  • 使い込まれた道具たち

そこには、
親の歩んできた時間や歴史 がぎゅっと詰まっています。

だからこそ、

「これを捨てるって、親の人生を消すみたいでつらい…」

と感じてしまう方も多いのです。

片付けは単なる「モノの整理」ではなく、
親の人生との向き合い方の問題 でもあるのです。


2. モノに「感情」や「関係性」がくっついている

実家のモノには、
次のような感情がくっついていることが少なくありません。

  • 罪悪感(捨てたら悪い気がする)
  • 怒り(なんでこんなに溜め込んだの、という苛立ち)
  • 悲しみ(もう一緒に暮らすことはないのかもしれないという寂しさ)

これらの感情が一気に押し寄せるため、
身体は元気でも、心がヘトヘトになる のです。


3. 「全部やろう」としない勇気

実家の片付けで一番疲れるのは、

「今日中にどうにかしなきゃ」
「自分がしっかりしないと」

というプレッシャーです。

まずは思い切って、
「今日はここだけ」と範囲を決めること をおすすめします。

  • 今日はこの引き出し一段だけ
  • 今日は写真の箱一つだけ
  • 今日はゴミ袋一袋ぶんまで

小さく区切ることで、
「終わらない感覚」から「進んでいる実感」が生まれます。


4. 自分の心のペースを、最優先していい

もし片付けの途中で、

  • 胸が苦しくなってきた
  • イライラや涙が急に出てきた
  • 頭がぼーっとしてきた

などを感じたら、
それは 「心が一度休みたい」というサイン です。

  • いったん中断して外の空気を吸う
  • 甘いものや温かい飲み物で一息入れる
  • その日はそこで終了してもいい、と自分に許可する

心のペースを守ることは、
結果的に 長く続けられる片付け方 につながります。


実家の片付けを、一人で背負わなくていい

実家の片付けは、
「モノの問題」以上に「心の問題」 です。

  • 親の人生とどう向き合えばいいのか
  • 自分の気持ちをどこに置けばいいのか
  • きょうだいや親族とどう役割分担していくのか

一人で考えるには、あまりにも重たいテーマかもしれません。

心の終活「あまねくねっと」では、
片付けそのものの手伝いではなく、
その前に必要な「心の整理」と「言葉の準備」 を一緒に行っています。

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