第13回「親を嫌いと思ってしまう自分」が苦しいときに

はじめに

「親のことが嫌い」と思ってしまう自分を、
ひどく責めてしまう方がいます。

  • 親に感謝したい気持ちもある
  • でも、思い出すとイライラしたり、苦しくなったりする
  • そんな自分は「親不孝」なのではないかと落ち込んでしまう

今日は、
「親を嫌いと思ってしまう自分」が苦しいときに
知っておいてほしいこと
をお話しします。


1. 「嫌い」という感情だけが真実ではない

まず大切なのは、

「嫌い」と感じているからといって、
それがあなたの全ての気持ちではない

ということです。

  • 本当は分かってほしかった
  • 本当は守ってほしかった
  • 本当は褒めてほしかった

そうした 「叶わなかった願い」 が蓄積すると、
結果として「嫌い」というラベルがついてしまうことがあります。


2. 親を守るために「親を嫌う」こともある

少し不思議に聞こえるかもしれませんが、
心理的には

「これ以上期待して傷つかないように、
あえて嫌いになろうとする」

という心の動きもあります。

  • 期待しても裏切られるくらいなら、最初から期待しない
  • 好きでい続けるのがつらいから、嫌いになったほうがラクだと感じる

これは、
あなたの心が自分を守ろうとしてきた結果
とも言えます。


3. 「嫌い」と「距離をとる」は別の話

親がつらい、しんどいと感じたときに、

  • 距離をとる
  • 頻繁には会わない選択をする
  • 連絡頻度を減らす

などの対応をすると、
「嫌いになった」と感じてしまうかもしれません。

でも実際には、

「嫌いだから距離をとる」のではなく、
「これ以上自分をすり減らさないために距離をとる」

という側面もあります。

親をどう思っているか
どう距離をとるか は、
本来は別々に考えて良いテーマです。


4. 「好きか嫌いか」ではなく、「自分の心をどう守るか」

親を好きか嫌いか、
白黒をはっきりさせようとすると、
余計に苦しくなることがあります。

それよりも、

  • どんなときに心がしんどくなるのか
  • どこまでなら無理なく関われるのか
  • どんな距離感なら、自分の生活を守れるのか

といった 「自分の心の安全基準」
少しずつ言葉にしていくことをおすすめします。


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「親を嫌いと思ってしまう自分」を、少しだけゆるす

最後に、一番お伝えしたいことです。

親をどう感じているかは、
あなたの「よい人」「悪い人」の判定基準にはなりません。

長い年月の中で、
いろんな出来事が積み重なって、
いまの気持ちにたどり着いているだけです。

  • 親を嫌いと思ってしまう自分
  • 親を心配してしまう自分
  • どこかでまだ期待している自分

そのどれもが、
あなたという一人の人間の 自然な感情 です。

もし一人では抱えきれないと感じたら、
誰かと一緒に、その気持ちをほどいていっても構いません。

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