第15回 親に「相続やお金の話」を切り出すときの言葉の選び方

はじめに

親に「相続」や「お金」の話をしようとすると、

  • 縁起でもないと言われそう
  • そんな話をしたら傷つけるのでは…
  • 欲深いと思われたくない

そんな気持ちが先に立って、
なかなか口を開けない方も多いのではないでしょうか。

今日は、
親にお金や相続の話を切り出すときの
言葉の選び方のポイントをお伝えします。


1. 「あなたのため」ではなく、「みんなの安心のため」と伝える

いきなりストレートに、

「遺産どう分けるつもり?」
「家は誰がもらうの?」

と聞かれてしまうと、
親としては身構えてしまいます。

そこでおすすめなのが、

「お金」より先に、「安心」をキーワードにすること。

例)

  • 「もしものときにバタバタしないように、
     今のうちに一度だけ、話を聞いておけたら安心だなと思って」
  • 「お金の話というより、
     これからどうしていきたいか、親の気持ちを知っておきたいんだ」

「あなたのお金をどうするか」ではなく、
「家族みんなが少しでも安心できるように」
という方向で伝えると、受け止められやすくなります。


2. 「今すぐ決めてほしい」ではなく、「話す場をつくる」が目的

相続やお金の話は、
一度で答えが出るものではありません。

最初の一回目は、
「決める」のではなく「話題として出す」ことが目的
と割り切ってしまってOKです。

例)

  • 「今日は、細かいところまで決めなくていいからね」
  • 「まずは、お父さん(お母さん)の考え方だけ、少し聞かせてほしい」

と最初に言っておくだけで、
親の緊張も少し和らぎます。


3. 「責める言葉」ではなく、「お願いの言葉」を使う

つい言ってしまいがちなのが、こんな言い回しです。

  • 「何にも決めてくれてないから、こっちが困る」
  • 「このままだと、残されたほうが大変だよ」

気持ちは本当にそうなのですが、
これだと 「親を責めているトーン」 として伝わってしまうことがあります。

同じ内容でも、
こんなふうに言い換えてみてください。

  • 「私もまだ勉強中なんだけど、
     少しずつ一緒に決めていけたらありがたいなと思ってる」
  • 「お父さん(お母さん)の気持ちを聞いてからじゃないと、
     私たちもどうしていいか分からなくて…教えてもらえる?」

「お願い」や「教えてほしい」という形 にすると、
親のプライドを守りながら話を進めやすくなります。

言葉に詰まりそうなときは

相続やお金の話は、
内容だけでなく 感情面のハードル も高いテーマです。

  • どう切り出せばいいか分からない
  • 話し合いのあと、自分の心がぐったりしてしまう
  • 親やきょうだいに、本音をうまく伝えられない

そんなときは、一度第三者と一緒に
「話す前の心の準備」を整えてから臨むのもおすすめです。

心の終活「あまねくねっと」では、
あなたの感情を大切にしながら、
言葉選びや話し合いのシミュレーションも一緒に行っています。

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