第27回 Q&A:カウンセリングや相談に行くのは、「弱い人」なんでしょうか?

Q.

正直、カウンセリングや心の相談に行くのは、
「メンタルが弱い人」だけだと思っていました。
自分のことは自分で何とかするべき、という思いも強いです。
それでも、最近は一人で抱えるのがしんどくなってきました。
相談に行くのは「弱さ」なんでしょうか?

A.

結論から言うと、
相談に行くことは「弱さ」ではなく「選択肢を増やす行動」 だと考えています。


1. 「自分でなんとかしてきた人」ほど、限界が来やすい

長いあいだ、

  • 誰にも頼らずに頑張ってきた
  • 愚痴を言わずに乗り切ってきた
  • 「このくらいで弱音は吐けない」と踏ん張ってきた

という方ほど、
あるタイミングで一気にガクッと来ることがあります。

それは、

「今までのやり方では、これ以上もたないよ」

という心と身体からのサインでもあります。


2. 相談は「自分で考えるための材料集め」

カウンセリングや心の相談は、

「誰かに答えを決めてもらう場所」

ではありません。

むしろ、

  • 今、自分の中で何が起きているかを整理する
  • 違う視点や選択肢を知る
  • それを踏まえて、最終的には自分で選ぶ

ための 「材料集めの時間」 に近いものです。

自分の頭だけで考えていると、
どうしても同じところをぐるぐる回ってしまいます。

そこに、
少しだけ「外からの視点」を足してみるイメージです。


3. 「なんとなく話してみたい」は、十分な理由

相談に来られる方の中には、

・深刻な悩みというほどではないけれど、モヤモヤが続いている
・「このまま歳を重ねるのはイヤだな」とうすうす感じている
・誰にも話せないことを、一度どこかで出してみたい

という方が多くいらっしゃいます。

特別な事件や大トラブルがなくても、

「なんとなく、このままじゃよくない気がする」

という感覚があるなら、
それだけで相談に来る理由としては十分です。


「一度話してみてから決める」ぐらいで大丈夫です

カウンセリングや相談は、
合う・合わないもありますし、
一度で全てが解決するものでもありません。

だからこそ、

  • まずは一度だけ話してみる
  • 合わなければ無理に続けない
  • 自分にとって心地よいペースを選ぶ

というスタンスで大丈夫です。

「弱いから相談する」のではなく、
「これからの自分を大切にしたいから相談する」。

そんなふうに捉え直していただけたらうれしいです。

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