Q. 親のことが昔から好きになれません。
暴言も多く、子どもの頃から「親の世話は絶対にしない」と心に決めて生きてきました。
でも、親もかなりの高齢になり、
「やっぱり看取らないといけないのかな」
「見捨てたら罰が当たりそう」
という罪悪感も出てきて、苦しいです。
親のことが嫌いでも、看取らないといけませんか?
A.「看取らなければいけない」という“絶対の正解”はありません。
ただし、心の終活の視点からお伝えできることが、いくつかあります。
1. 「嫌い」と「全部切る」はイコールではない
まず大前提として、
「親が嫌い」=「完全に関係を切らなければならない」
というわけではありません。
- 距離をとりながら、最低限の連絡だけ続ける
- 法的・事務的なことだけ淡々と関わる
- きょうだいや第三者に、できる範囲で頼る
など、
「間(あいだ)のグラデーション」 はたくさんあります。
2. 「何をしたくないか」ではなく、「何ならできるか」を見る
罪悪感が強いときほど、
・病院に付き添いたくない
・介護なんて絶対無理
・最期なんて見たくない
という「やりたくないこと」だけが頭に浮かびがちです。
一度、
- どうしても無理なこと
- これなら、条件付きでできるかもしれないこと
に分けてみてください。
例)
どうしても無理なこと
- 自宅での介護を自分一人で担うこと
- 毎日の通い介護
条件付きでできるかもしれないこと
- 手続きや書類をサポートする
- ほかのきょうだいと分担するなら、病院への同行をたまにする
「全部やるか、全部やらないか」ではなく、
「自分がギリギリ許容できる線はどこか」を見つけることが大切です。
3. 「看取る/看取らない」は“白黒”つけなくていい
「看取る」と聞くと、
ドラマで見るような綺麗な最期のシーンを想像してしまうかもしれません。
現実はもっと複雑で、
- 間に合わなかった
- 遠くにいて行けなかった
- そのとき自分の体調も限界だった
ということも十分ありえます。
心の終活の視点で大事なのは、
「看取ったかどうか」よりも、
「自分の心を、これ以上すり減らしていないか」
というところです。
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「どうするか」を決める前に、「どう感じているか」を大切に
看取りの問題は、
正解・不正解がある話ではありません。
- 親を嫌いだと感じる自分
- それでもどこかで心配している自分
- 見捨てたくないと思う自分
- もう関わりたくないと叫んでいる自分
そのどれもが、
あなたの心の自然な反応です。
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